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12/1に行われる第7回北辰テストでは、
英数は標準問題と学校選択問題に分かれる。
当然、春日部高校や浦和・大宮・浦和一女などのトップ校を受験する子たちは、
学校選択問題で選ぶことになるだろう。
時期的にそろそろ過去問演習に入る時期でもあるし、
学校選択問題やそれと同等のレベルの問題に接する頻度が
これからは今まで以上に高くなっていく。
学校選択問題は、まあ、控えめに言っても、
難易度が高い問題であることは間違いない。
しかし、そういうレベルの問題に立ち向かっていく際に
注意しないとある「間違い」に陥ってしまうので、
ここで注意しておきたい。
その間違いとは、
難しい(と自分が感じる)問題ばかりを解こうとする
ということだ。
ターゲットとする問題のレベルが難しいからと言って、
そういったレベルの問題だけに目を奪われ、
そればかりを解こうとするのは、かえって逆効果。
そういう問題に立ち向かっていくからこそ、
基礎をしっかりと固めておくことが大切なのだ。
理由は3つ。
理由その1
学校選択問題では、「難しい問題が解ける」以上に、
「基礎レベルの問題で落とさない」ことが重要。
だから、基礎力のトレーニングにも十分に時間を費やし、
先日のこのブログに書いたような
「無意識的有能」の状態に近づけておく必要がある。
理由その2
難しい問題とは言え、所詮は基礎事項の組み合わせ。
それが、一見するとどう組み合わされてるのかが分からないくらいにまで複雑に絡み合ってるから、
難しく感じるのだ。
だから、ある程度のところまでほどいていけたら、あとは基本レベルの問題と一緒。
そこで時間がかかってしまったりミスをしてしまっては、
元も子もない。
理由その3
応用レベル、難易度の高い問題を解けるようなるためには
多くの問題を解いて「経験値」を高めていくことが必要なのだが、
そもそも基礎が不完全、まだ緩い部分がある状態では、
その経験値を上手く効率的に積み上げることが出来ない。
応用レベルの経験値を上げるためには、
その土台となる基礎がしっかりと固まってることが大前提なのだ。
どうだろうか。
学校選択問題採用校を受験する子たちは、
目先の問題ばかりに目を奪われてこのような間違いに陥ることなく、
「基礎」を最重要視した「勉強の王道」を進んでいってほしい。
その方が、最終的に合格の可能性は上がるし、
何より、このようなやり方をしてないと、
高校の勉強でほぼ確実に苦労してしまう。
高校の勉強は、どの教科も中学内容の基礎の上に成り立っているものだからね。