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最近、新しい言葉を知った。
「無意識的有能」という言葉だ。
たとえば問題を見た時に、「考えなくても解ける」という状態
のことを指す心理学用語らしいが、
興味があったのでもう少し詳しく調べてみた。
そしたら、
どうやら「学習の4段階」というカテゴリーの言葉であることが分かった。
この4段階とは、次の4つ。
1.無意識的無能 → 知らないし、できない。
2.意識的無能 → 知っているけど、できない。
3.意識的有能 → 考えれば、できる。
4.無意識的有能 → 考えなくても、できる。
うーむ、なるほど。
これって、僕がいつも生徒に言ってることと一緒じゃないか。
まず、1番の「無意識的無能」は問題外として、
2番の「意識的無能」。
これは、一度授業で「理解した」けど、テスト等で解けないという状態。
まだまだ練習が足りない。「習得」の域まで達してない状態だ。
そして、3番の「意識的有能」。
これは、「習得」まであと一歩の状態。
けれど、テスト等で時間内に正解できる確率は、まだ低い。
目指すべきは、そう、4番の「無意識的有能」だ。
問題を見た瞬間に、考えなくても正解が出せる状態。
まさに、かけ算九九の答えがパッと出てくる状態。
用語など、単なる知識を問うだけの問題は、
いかに多くのことをこの状態にまで持って来れてるかで勝負が決まる。
長い文章を読んだり、じっくりと考えたり、
複雑なプロセスを経ないと解けない問題に、より多くの時間の割くためには
知識問題は1秒でも短く解くことが必要なのだ。
どの教科においても、土台となる知識、基礎的な内容は、
全てをこの状態にしておくことが、高得点を取るためには必要不可欠。
成績上位をキープしてる子、
春日部高校や、浦和・大宮・浦和一女等のトップ校を狙ってる生徒は、
皆、それに向けて日々の努力を積み上げてる。
「無意識的有能」の状態に引き上げるためには、
日々、薄い紙一枚の努力の積み上げしか方法は無いのだ。
しかし、それをやれば誰でも平等に、
「無意識的有能」の状態にもっていくことができる。
時間をかけて、地道にコツコツ積み上げる。
やはりここでも、「継続こそ力なり」なのだ。