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11/3に行われた今年度第6回目の北辰テストの「福地的、問題の分析と講評」
前回の理科に続き、
今回も、最後は「英語」で締めくくろう。
過去2回で、「38点」→「40点」という驚異的な平均点を叩き出した英語だが、
はたして今回はどうなることか。
早速、見ていくことにしよう。
【大問1】
リスニング。今回は何と、トータルの時間が15分オーバー。
話すスピードはいつも通りなので、やはり文章量が増えたということだろう。
問題の方は、
No.1からNo.3は英語自体は難しくはないが、
No.1は、「午前中に初めて1日中。つまり、午後もずっと。」ということになるわけだが、まあここは、特に意識しなくても解けるか。
No.3は、情報量が多いのでしっかりと整理しないと最終的な正解が分からなくなる。
No.4とNo.5も、難易度はいつもと同じ。特筆すべきことは、無いかな。
No.6は、今回はALTが授業前に話してるというシチュエーション。話のテーマは、「趣味」について。
難易度はいつもと変わらないか、若干易しめだが、
Question 3は、うっかりすると間違える。名古屋に行ったのは相撲を見るためではないからね。
No.7は、親友が故郷のインドに帰ってしまうことで悲しんでる男の子の話。難易度は、こちらもいつもと変わらないか、若干易しめ。
特にひねった問題も無く、楽に解き進められただろう。
【大問2】
問1は3つとも基本単語。Cのeasilyは、easyとしないように。
問2は、「after + -ing」が意外と盲点だったかも。
問3は、若干難しく感じた受験生も多かったかもしれない。experienceのつづりもそうだが、与えられた語群から2文目の内容を想像するのが、少々難儀だったかもしれない。
【大問3】
文章はのレベルとは、前回よりも若干上がってる。話の内容は、60年来の文通友だちとの再会。
問1は、久々のハードな並べかえ。There is ~. の疑問文、to不定詞、関係代名詞の3つの文法事項が絡んでる。
問3も、to不定詞がらみ。
他の、内容に関する問題は、正しく読み取れていれば迷うことなく正解が出せる。
【大問4】
「廃れていく商店街の活性化」がテーマの会話文。このテーマも、昨今ホットな話題の一つと言っていいだろう。
分量は多いが、今回は文章の難易度がいつもよりも易しめ。
リスニングから大問3までが今までよりも少しハードだった分、ここで帳尻を合わせてきた感じか。
問題も易しめのものばかり。
問4の並べかえは「ingを主語にする」という定番のもの。
問7の後日談は、次の日曜日の天気を聞いてるんだということは一目瞭然。よって、How is the weather?(天気はどうですか?)にwillを加えればよし。
他の内容理解の問題も、迷わせるような問題は無い。
【大問5】
文章は、留学生から届いたメールというもの。のど自慢大会での思い出が語られており、そこからの「中学校で一番の思い出」をテーマにライティングさせる、という流れ。
問1と問2の内容理解は、迷いようがないでしょう。
問3のライティングは、「中学校での一番の思い出」。これ、学校の授業でもやったことがある子も多いのではないか。(もしくは、これからやるのか?)
どちらにしても、今回のテーマはド定番のもの。
大問4で帳尻を合わせ、ここでお釣りがくる、というのを意図した問題構成だったのだろうか、今回は。
以上、英語はこんな感じ。
最初の方の問題を見た時は、今回の平均点もヤバいじゃないかと思ったけど、
大問4と大問5が簡単だったので、平均点は間違いなく上がるだろう。
ただし!
大問3までで時間を多くかけ過ぎてしまって大問4以降の問題を解く時間が取れなかった、
なんて状況に陥ってしまってたら、話は別だ。
そういう事態に陥らないための方法は、ただ1つ。
時間をかけて日々練習を積み上げていくこと。
これしかない。
はたして今回の平均点は何点だろうか。
そして、春アカ生たちの結果は?
結果はあと数日で戻ってくる。
今回も、楽しみに待つことにしよう。