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【R06・第6回北辰テスト(11/3実施)】福地的、問題の分析と講評<国語>

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11/3に行われた今年度第6回目の北辰テスト。

 

 

そうか、もう6回目か・・、

 

と、こんなところでも月日が流れる速さを感じつつ、

 

 

今回も、僕なりに感じたことを「分析と講評」という形でまとめていこうと思う。

 

 

 

まずは、国語から。

 

 

 

【大問1】

 

物語の舞台は、小学5年生の教室。

 

朝、教室に入ってみたら、ある男の子と女の子の名前、そしてその真ん中にハートマークが書いてあった、

 

というところから始まるストーリー。

 

これを、主人公の遼子の目線で追っていく。

 

女の子の登場人物が複数いて、その人物関係をちゃんと整理しながら読まないと混乱してしまうが、

 

それさえ注意すれば、舞台も「学校」というなじみ深い場所だし、読みやすかったのではないか。

 

問題の方は、

 

今回はどの問題も非常に解きやすい。

 

物語が頭の中でしっかりと映像化できていれば、間違いようがないと言っても良いだろう。

 

全問正解者も多数いるのではないか。

 

 

【大問2】

 

漢字の読み書きは、「蛍雪」(読み)、「采配」(読み)、

 

このあたりが若干正答率が低いかもしれないが、

 

全体的には、今年度最も簡単なのではないかという感じだ。

 

文法、季語、インタビューの問題も、超基本レベルと言ってよい。

 

この大問2も、全問正解者が多そうだ。

 

 

【大問3】

 

文章の内容は、サルから進化した人間がどのように進化の系譜をたどっていったのか、という話。

 

個人的に非常に興味深く、国語の長文問題であることを忘れて読み入ってしまった。

 

言葉も簡単なものばかりで読みやすかったのではないか。

 

問題については、

 

 

 

「言葉」によって、何が伝えられるのか。または、何が伝え「られない」のか。そして、「言葉のはたらき」とは何なのか。

 

こういうことが書かれているのだが、日頃から色々なことにあまり興味を示さない子にとっては、読みづらさを感じる文章だったかもしれない。

 

問題については、

 

これまた、文章を素直に正確に読み取れれば、

 

記述問題であってもほぼその通りに文章中に答えが書いてあるので、

 

悩みようのない問題ばかりだったのではないか。

 

これも、全体の正答率はとても高そうだ。

 

 

【大問4】

 

今回の問題で、一番難易度が高いと言えるのは、この大問4(古文)かもしれない。

 

「了俊」と「予(=私=正徹)」が別人であることがはっきりと分かるのが最後の文なので、

 

その部分に難しさがある。

 

しかし、それが判明した時点でもう一度最初から読み直しても、

 

さほど多くの時間はかからないだろう。

 

日頃から古文の練習を積んで古文の文章に慣れていれば、大きな苦労は無かっただろう。

 

内容としては、「歌を上手に読むための秘訣」という、特に面白味も無いものであった。

 

 

【大問5】

 

今回のお題は「情報を知るうえでメディアをどのように利用していきたいか」というもの。

 

内容としては、昨今では典型題と言えるだろう。

 

しかし、求められてるアンサーは、

 

「どのよう『な』メディアを」ではなく、

 

「どのよう『に』メディアを」である。

 

このたった一文字の読み違いにより全く違ったアンサーを書いてしまい大きく減点、

 

というケースが、もしかしたら続出するかもしれない。

 

 

 

以上、国語はこんな感じ。

 

 

 

今回の全体を通しての印象は、

 

「非常に簡単な問題だった」ということ。

 

何か意図的なものがあるのだろうか、と勘繰りたくなるくらい。

 

 

ただ、その分、2つの長文読解に関しては、

 

文章の内容自体を楽しむことが出来た子も多いのではないか。

 

というか、そういう余裕を持って試験に臨めるように、

 

日頃からの努力を積み上げていってほしいものだ。

 

 

「試合は、楽しめた者の勝ち」だから。

 

 

あとは、やっぱり最後の作文のお題。

 

たった一文字で大きく内容が変わる。それを見逃さない。

 

これもまた、テストでは大事なことだ。

 

 

はたしてどんな結果となるのか、楽しみだ。