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子どもの勉強を親が見るというご家庭。
小学校低学年ではそれが一般的なのだと思うが、
子どもが中学生になっても、きっと一定数いるんだと思う。
そんな親御さんからよく受ける相談が、
「私がいくら言っても聞いてくれないんです」
というもの。
親としては、一生懸命教えてるのに効果がなく、
まるで「暖簾に腕押し」状態。
「さて、どうしたものか」と頭を抱えてしまうのも、よく分かる。
そんな時は、きっと、
そろそろ勉強を教えることに関しては親が手を引くタイミング、
なのかもしれない。
勉強の内容面のことは、もっとプロの専門家に任せる。
そういう時期に入ったんだということ。
ちょっと視点を変えて、子どもの立場で考えてみようか。
子どもにとって親は、
勉強を教えてくれる存在、ではなく、
普段の何気ない日常会話や、勉強以外のもっと他のことを話す存在。
勉強は、学校の先生や塾の先生が教えてくれるもの。
そういう色分けが少しずつ子ども自身の中で生成されてくるので、
親が勉強の中身を教えてくれることに、
ちょっとした違和感のようなものも感じる始めるようになる。
だから、ストレートにストンと入ってこない。
同じ内容でも、「誰が話すか」によって、
自分の中にスッと入ってくるかどうかは変わってくる。
これはきっと大人でも同じ。
そういうこともあって、
別に子どもとしては悪気も何もなく、
少しずつ、親が教えてくれる勉強が入ってこなくなるのではないだろうか。
全ての家庭がそうだということではないが、
僕の経験からすると、これはあながち間違ってないと思う。
親が言うよりも塾の先生が言った方が子どもにとって効き目があるというのは、
きっとこういう理由もあるんではないかな。