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埼玉県公立高校入試の国語の問題は、
最後に必ず作文の問題がある。
当然、北辰テストでも同様。
配点は、以前はずっと16点だったけど、
数年前から12点に変わってる。
問題の出され方は、ずっと固定化されている。
ある資料やデータを読み取り、
その内容に関連して自分の考えを書くというもの。
一つ注意しなくてはいけないのは、
そこに「自分の体験」を必ず織り交ぜる、ということだ。
これを入れ忘れると大幅な減点になってしまう。
たとえば、数回前の北辰テストの問題を例にとると、
電子書籍に関する調査結果を見て、
それを元に「電子書籍は将来どのようになっていくと思うか」についての自分の考えを書く、
というもの。
これを、以下のようなパターンに当てはめるつもりで書いていくと、
この作文問題は短時間でスラスラと書けるようになる。
まず一段落目で、自分が資料から読み取った内容を書く。
これは問題でも指示されていることなので、それが出来てないと大きな減点対象。
ここは、たとえば、
「私は資料から○○ということを読み取った」という感じで書けばよい。
そして二段落目で、
この読み取った内容に関連させて、自分の体験を織り交ぜながら自分の考えを書く。
これも問題で指示されてること。
ここは、
「以前私は、○○という経験をしたことがあり、その時○○と思った。だから私は○○だと思う。」
のような感じで書けばよい。
この時、一つ注意しなくてはいけないのは、
何に対しての意見、どんな質問に対してのアンサーを書くのかということを、
ちゃんと覚えておいてそれに向かって書き進めること。
これ、慣れてないとつい忘れてしまうことも多く、
文章としては非のつけどころが無いけれど、求められてるアンサーではないから減点、
ということは誰にでも起こりうることだ。
だから要注意。
話を戻すと、
作文の指定文字数は、15文字×11行~13行、
つまり、165文字~195文字。
決して多くない文字数だ。
だから、パターンに当てはめるような感じで書けば簡単に書ける。
あとは、原稿用紙の使い方とか言葉遣いでつまらない減点をされないようにすれば、
満点解答だって全然夢の話ではない。
というか、春日部高校や越北、不動岡、またはそれ以上の高校を受験する子は、
満点を目標に練習をしていかなくてはいけない。
ちなみに、春日部アカデミーではこの作文練習を、
北辰模試の解説の最後に行っている。
だから昨日もやった。昨日で通算4回目だ。
その甲斐あって、最新の北辰の作文問題の平均点は、
12点満点中10.2点。
作文の得点率が一番高い、という生徒もいる。
次なる目標は、
一人でも多くの生徒が満点解答になることだ。