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【R06・第5回北辰テスト(9/29実施)】福地的、問題の分析と講評<英語>

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第5回北辰テスト。福地@春アカ塾長の超個人的分析と講評。

 

前回の理科に続き、

 

k-acdm.jp

 

 

いよいよ大トリ、大本命の英語だ。

 

何せ、前回の平均点が衝撃の「38点」だったからね。

 

いったい今回はどういう結果が待ち受けているのだろうか。

 

早速問題を見ていくことにしよう。

 

 

 

【大問1】

 

リスニング。トータルの時間が14分を超えてるので、若干英文の分量が多めか。

 

たかが1分の増加だが、されど1分だ。残りの筆記問題を、まさに「35分」で解かなくてはいけなくなる。

 

問題の方は、

 

No.1からNo.3は特に難しくはないが、No.2は注意して聞かないと間違ってしまう出され方。

 

No.4とNo.5も、難易度はいつもと同じ。話を聞いて、その状況が脳内でちゃんと映像化できれば正解を選べるだろう。

 

No.6は、今回は生徒により英語のスピーチ。これも定番のシチュエーション。話のテーマは、「プロのピアニストを父に持つ子の葛藤」的な話。

Question 2は「other」を聞き落とすだけで答えを間違えてしまうので注意。

また、選択肢に be bored at や nervous のような、若干馴染みのない語句が出てきたのも特筆すべきところ。

 

No.7は、男の子と女の子の他愛もない日常会話。印刷された問題文を見ながら聴けば、空欄に入れる語句も楽に入れることが出来ただろう。

 

 

【大問2】

 

問1は3つとも基本単語。

 

問2も、「最上級」の基本ね。

 

問3は、1文目は「But I’m sorry, I can’t go.」だけど、これを2文で書いてしまった場合は減点になってしまうのだろうか。

2文目は、模範解答では少々長めになってるけど、ここまで長くなくても、「I must go to the hospital.(私は病院に行かなくてはいけません。)」程度で全然OKでしょ。

 

 

【大問3】

 

文章はとても簡単。レベルとしては中2の教科書より若干易しめ、という程度。

 

問題も、どれを見ても押しなべて、特に考えさせるようなものは無し。

 

逆に簡単すぎて、「何か裏があるのでは?」と思ってしまうと、かえってミスをしてしまうだろう。

 

上位校狙いの子は、5分程度でサクッと解いて全問正解で大問4へGO!、って感じだね。

 

リスニングでほんの少し時間が取られた分を、この問題で、お釣りがくるくらいに挽回できそう。

 

 

【大問4】

 

「フードロス」がテーマの会話文。問題形式はいつもと変わらず。

 

日頃から、こういう日常的なニュースに関心を持っておくと、それも解きやすさにつながる。

 

いくつか問題をピックアップすると、

 

問1は、写真の中に「You(= Asami)」と他のもう一人の女の子(this girl)、つまり合計2人の女の子が写ってることを読み取れれば、迷うことは無い。

 

問2の語句整序(和文なし)には、正直驚いた。ここ数年で断トツの簡単さではないか。

だって、中1のbe動詞の導入で出てくるような超基本文だからね。

 

問7の後日談の穴埋めは、「I’m glad to ~(~して嬉しい)」という不定詞の表現と、後ろに文が続いていることから「that節だな」ということを見抜く。

後ろにthat節をつなげる動詞って、限られてくるからね。

 

他の、内容に関する問題は、内容を正確に読み解けば大丈夫。答えは文章中にほぼストレートに書いてある。

 

 

【大問5】

 

文章は「自分で作ったルール」についてのスピーチ。この子(スピーチをした子)に関しては、スマホルール。いかにも、旬な話題だ。

 

問1と問2の内容理解は、答えがそのまま文章中に書いてある。

 

問3のライティングは、「自分で作った自分ルールについて」という、もしかしたらあまり馴染みのないテーマだったかもしれないが、

 

こういうところこそ、普段からどれだけ「言葉を使って思考しているか」が試される場面だ。

 

何も考えずにボーっと生きてちゃ、ダメなのよ。

 

 

 

以上が英語。

 

 

問題を見る限りは、今回は「平均38点」ということは無いだろう。

 

相変わらず量は多いが、1つ1つの問題はどれも基本レベルのものばかりだ。

 

ここに至るまでにどれだけ時間をかけて基礎を固めてきたか。

 

それが問われる問題だったと言える。

 

 

 

結果が返ってくるまで1週間。

 

春日部アカデミーの生徒たちがどれだけ力を発揮し、どれだけの成果を出してくれたか。

 

楽しみに待つことにしよう。