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福地@春アカ塾長による、第5回北辰テストの超個人的分析と講評。
社会に続き、
4教科目は理科。
早速まいります。
【大問1】
小問集合。基本的知識を問う問題のオンパレード。
語句を答えさせる問題は、なんだかまるでクイズ問題を解いてるような感覚になる。
問8は、光の屈折の原理を正しく理解してないといけないけど、それだって基礎的事項にはかわりない。
【大問2】
「地層」の問題。ちょっと難しめの問題も含まれてた。
問1と問2は基本的知識の問題だからいいとして、
問3は、(i)は、1つだけ凝灰岩の下にあることに注目。
(ii)は、海の深さの上下と海岸からの距離の相関関係を、そこに滞積する岩の種類と絡めて理解してないといけない
問4は、化石と年代の関係は、もう必須の知識として覚えておくしかないね。
問5は、慣れてないと全く右も左も分からない状態になる問題だけど、基本的な考え方は1つなので、それを元に練習をしておこう。中堅校以上を狙う子は絶対に。
【大問3】
細胞分裂と生殖の問題。毎年、この回の北辰で初めて出題されるところ。
ただ、遺伝の法則のようなところまでは出題されず、
細胞分裂の基本的な内容のみ。
このあたりは将来的に、大問1の小問集合でも出される可能性が高いので、
正しい知識をしっかりと身につけておこう。
【大問4】
水溶液や質量パーセント濃度の内容。
偶然だが、ちょうど今、中1がこの内容を学習しており、今回の中間テストの範囲になっている。
計算問題が2つあるが、
問3の方は、単純な引き算で答えが出せる。「どういうことなのか」までちゃんと理解しながら勉強していれば、特に難しくはない。
問5の方は、ちょっと手が込んでるね。考え方が分かったとしても、答えを出すまでに少し時間がかかりそう。
これは、後回しにすべき問題かもしれないね。
【大問5】
電流の発熱の問題。
問3までは、計算問題も含めて基本的なことを聞いてきてる。
計算だから、答えを出すまでに少し時間はかかるけども。
問4も、基本的な事柄の組み合わせだけれども、
それが何重にも絡み合ってるから、時間はかなり取られるだろう。
ただ、考えさせる良い問題なので、本番で解けなかった人ももう一度解いてみてほしい。
上位校狙いの子は絶対だね。(ま、もうやってるとは思うけど。)
以上が理科について。
難易度のバランスはとても良いと言える。
よって、大事なことは、
まず、基礎がしっかりと固まっていること。
そして、その問題を見て「すぐに答えが出せそうか、それとも時間がかかりそうか」を瞬時に判断する目を
日々の練習問題を通して養っておくこと。
高得点を取るため日必要なことは、この2つだ。
もちろんこれは今回に限って言えることではなく、
今後の北辰や入試についても共通して言えることだ。
ということは?
やるべきことは、もう見えてきたよね?