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【R06・第5回北辰テスト(9/29実施)】福地的、問題の分析と講評<国語>

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昨日行われた今年度第5回目の北辰テスト。

 

いつもなら各月の第1日曜日に実施される北辰テストだが、

 

今回だけは、来週(10/6)が英検と日程が重なるので1周前倒しでの実施、ということらしい。

 

 

早速、問題を生徒から入手することが出来たので、

 

今回も、僕なりに感じたことを「分析と講評」という形でまとめていこうと思う。

 

 

 

まずは、国語から。

 

 

 

【大問1】

 

物語の内容は、恋愛に不器用な高校生が年上の女性に恋をし、

 

しかし、その女性が結婚のために遠くに離れていってしまう、というもの。

 

淡い青春物語で、ほっこりした気持ちで読み進めてしまった。最後のシーンもとても素敵。

 

問題の方は、

 

問1は、指定された2つの言葉を軸に文章中から答えとなる場所を拾っていければOK。

 

問2は、「歯痒さ」という言葉に惑わされないように。

 

問3は、Ⅰは簡単に見つかるだろう。Ⅱは、「しんみり」が重要なキーワード。

 

問4は、問1と全く同じことが言える。

 

 

【大問2】

 

漢字の読み書きは、今回は前回ほどではなかったか。

 

しいて言うなら、「励行」(読み)、「真に受ける」(書き)。このあたりか。

 

「汽笛」(書き)も、意外と盲点かもしれないね。

 

文法は、今回は2題。基礎的な問題でしっかりと練習を積んでいれば大丈夫な問題。

 

問4と問6は、熟語の構成。これはもう、必須の知識だね。練習のためには、漢検の問題集が最適。

 

問5は、慣用句。ちょっと難しいものも含まれてたね。

 

 

【大問3】

 

「言葉」というものに関して述べている文章。

 

「言葉」によって、何が伝えられるのか。または、何が伝え「られない」のか。そして、「言葉のはたらき」とは何なのか。

 

こういうことが書かれているのだが、日頃から色々なことにあまり興味を示さない子にとっては、読みづらさを感じる文章だったかもしれない。

 

問題については、

 

問1は、前半の内容を正確に読み取れていれば解きやすかったはず。

 

問2は、指定の2語を手掛かりにすれば、何とか正解できるか。

 

問3は、傍線③の次の段落を、「日常の生活」と「美的な経験」を「関心」と「剰余」を軸に対比させられればOK。決して、難易度が高いとは言えない。

 

問4は、正解以外の選択肢は明らかに間違ってることに気付けるはず。

 

問5も、内容が正しく読み取れていれば迷う選択肢は無い。

 

 

【大問4】

 

素直に読み取り、

 

鷹の狩猟で大失敗をした殿様に対し、茶道珍斎が見事なまでの「嫌味」を言ってることが読み取れればOK。

 

あと、語の注は付いてないけど、「やうやう」と「あしき」の2つの古文単語は、意味を知っておいて損はないだろう。

 

今回、この2つの意味が分かっていれば文章全体の意味を正確に理解することが出来た。

 

 

【大問5】

 

今回のお題は「アルファベットの略語が使われていることについて」。

 

これも、日頃から色々なことに興味を持っていれば難なく書けただろう。

 

 

 

以上、国語はこんな感じ。

 

 

 

 

今回改めて感じたことは、

 

自分の身の回りの出来事や世の中の出来事に、日頃からしっかりとアンテナを張って、

 

それについての何らかの興味を抱けてるかどうかで、解きやすさが変わってくる問題だった、ってこと。

 

 

色々なことに「これって何だろう?」「どうしてこうなんだろう?」って疑問を持つことって、

 

やっぱり大事なんだ。

 

言い換えれば、「好奇心」を持つ、ということね。

 

 

幼い頃は、きっと誰もが持っていただろう「好奇心」。

 

それは無くしてしまわない方がいいし、

 

そうならないように周りの大人たちも注意しないといけないよね。