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ちょっと前に書いたこのブログに「親との会話が大事」と書いたけど、
実際のところ、どうだろうか。
子どもと会話ができてない親の皆さんも、少なくないのではないか。
皆さんのご家庭はどうでしょう?
念のために言っておくが、
「会話」はあくまで「会話」、つまり「言葉のキャッチボール」であって、
「○○しなさいよ」という「指示」とか、
「なんで○○やらないの?」という「注意」ではない。
もちろん、特に思春期の男子などは親と話すのが「恥ずかしい」という思いが強くなってきて、
少しずつ自然と会話が減ってくる、ということはあるかもしれない。
でも、理由はきっとそれだけではない。
この間も家で話しててそういう話になったんだけど、
親がちゃんと子供の言葉を受け止められてない、ということもあるのではないか。
どういうことかと言うと、
何か子どもが言った時に、それに対してすぐ、
「でもそれって○○ってことじゃないの?」
とか、
「それより○○の方がいいでしょ。」
など、子どもの言葉を受け止めるよりも前に自分の考えを述べてしまう。
そういうことがあるのではないか、ということ。
もちろん、親としては子供が苦労しないように、間違った方向に進まないようにという
愛情、親心でそうやって言うんだろうけど、
子どもにしてみたら、分かりやすくシンプルに言うと、
「受け止めてもらえてない。否定された。」
と思ってしまう。
これが重なると、やがて子供は
「どうせ何を言っても否定されて終わりだし」
となって、だんだん親に対して口を開かなくなってしまう。
こういうことで親子の会話が減っていくことも、少なからずあるのではないかと思う。
子どもは、いくら見た目が大きくなったとしても、まだまだ未熟。
大人だって未熟かもしれないけれど、それよりももっと未熟。
だから、間違ったことや、時にこちらが驚くようなことも平気で言ってくる。
そんな時、真っ向から否定するのではなく、
一旦は自分の考えを脇において子供の言葉に耳を傾ける、
子どもの言葉を全て、全身で受け止める。子どもの表情を見ながら。
そして、「へ~、そうなんだ~」と相槌を打つ。
ちょっと「え??」って思ったことがあったら、
「それってどういうことなの?」って素朴な疑問として聞く。
もしくは、「あんた、バカじゃないの?(笑)」って、笑って諭す。
こういうことをしていくうちに、
子どもだってなんとなく「楽しいな」って思うようになって、
何でも親に話してくるようになると思う。
いや、絶対になる。
自分の子供を育てた経験はないけれど、
これは僕自身の経験も元にして書いた話だから。