春日部の塾、春日部アカデミーのブログ「春日部アカデミー通信」へようこそ!
昨日の中2の子、少し宿題を出し過ぎたかもしれない。
案の定ブーイングは食らったし、
「やっぱりちょっと多いか?」って思いも一瞬頭をよぎったけど、
でも、やれる子はこれくらい普通にやれるしな。
そもそも、最初から「無理かもな」ってこっちが制限かけるのは、
「子供を最後まで信じ抜く」っていう自分のポリシーにも反するし、
やれるかやれないかは最終的に本人が決めることだから、
当初の予定通り決行した。
多いと言っても、毎日コツコツやれば絶対に終わる量だし、
直前までやらずに溜めるから、いざやろうとすると、「ウゲっ、多い!無理!」ってなる。
そういう話も本人にちゃんと伝えたので、
あとは静かに応援しながら信じて待つだけだ。
いいんだよ、たとえ100%が無理だったとしても、
それを目指して日々コツコツとやっていけたのなら、それ自体に大きな価値がある。
実は、去年の夏期講習までは、宿題の量をこちらで調整、つまり、
「次の授業まで日が無いから減らそうか」
なんてことをしてた。
でも、それは間違いだと気付いたんだ。
だって、ともするとそれは、
「君はきっとこれくらいしかできないよね」って、
相手の能力を低く見積もることにつながっていくから。
そりゃあね、宿題は少ない方が生徒も喜ぶでしょうよ。
でも、その先に生徒を推し進めなくて、「何が塾だ」って感じよ。
それに、そんな小細工を施した楽なゴール(宿題100%)を達成させたところで、
そんなものは真の達成感にはならない。
たとえ100%に届かなくても、それに向けてがむしゃらに努力をしていった方が、
よっぽど価値のあることだ。そこから次への一歩が生まれていく。
生徒にあえて困難な道を進ませ、ゴール達成前のプロセスから色々なことを学ばせる。
塾である以上、そうありたいものだ。