長くこの仕事をしていると、よく分かる。
「成績が上がらない子」には共通点がある。
次にあげる項目で1つでも該当するものがある場合は、
成績が上がらずに苦労しているんじゃないかと思う。
1.日本語の語彙力が圧倒的に足りない
これはもう、勉強以前の問題だ。
勉強は言葉を介して行うものだから、その「言葉」の何を意味しているのかが分からなかったら、今学んでる内容が理解できるわけがない。
日常の会話、基本は「家庭での会話」で、言葉の世界を広げていくことが先決。
2.言われた通り、説明に書いてある通りにやれない
「ここはこうするんだよ。」、「こうやってやらないと間違えるよ。」
と言われた先から、それと違うやり方をして見事に間違う子。
「学ぶ」は「真似る」が語源とも言われてる。
まずは「真似てみる」ことだ。
3.間違った「自分流」を頑なに守り続ける
これは「塾はどこにも通わずずっと自分で勉強してきました」という子に多い。
自分の勉強法を確立できてること自体は立派なことだけど、
それがちょっと間違ってる、またはもっと良いやり方があるとわかったら、
自分流に固執せずに、より良い、より正しいやり方に変えられる柔軟性も必要。
4.目先のテストで成果を出すことだけを見すぎてる
テストで結果を出すことはもちろん重要なことだが、
そのために必要なことは、テストなんてまだ先という時期から日々の努力の積み上げを、ずっとやり続けていくこと。
そこを蔑ろにして数週間前になって色々と対策をしても、
そのテストではたまたま良い結果は残せるかもしれないけど、
土台の部分が穴だらけ、とても弱いままになるので、
成績の乱高下を繰り返したり、範囲が無い実力テストなどでは見事に撃沈してしまう。
5.手をかけられすぎている
「これだけやれば成績が上がる」と言われ、やるべきことを全て与えてもらい、
分からないところは何度でも丁寧に教えてもらい、
とにかく何から何まで手をかけてもらう。
これは、その時は「わかった!できた!」って思えるけれど、
肝心な「自分で考え解決していく力」を全く育ててないことになるので、
運良く高校には合格できたとしても、その先の成績は非常に残念なものになってしまう。
どうだろうか。
これが「成績が上がらない子」に共通しているパターンなのだが、
逆を言えば、
この逆をやることで成績が上がる可能性は飛躍的にアップする、ということでもある。
春日部アカデミーは、このパターンに生徒たちを陥らせないように、
または、既に陥ってしまってる子は一日でも早くそこから脱することが出来るように、
日々の指導を行っている。