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【奇跡の瞬間】これが「努力の結晶」ってやつだよ

 

ステラの授業では数回に一度、確認テストを行っている。

 

塾用テキストの付録で付いてきてるテストだけど、

 

そのテキストを使って行った授業の次の回の授業で確認テストをする、という流れ。

 

 

昨日の中1ステラでも、そのテストを行った。

 

 

 

そこで、奇跡が起きた。

 

 

 

いや、奇跡といったら、その子に対して失礼か。

 

 

 

確認テストの中身は、語彙の問題と文法の問題がだいたい半々の割合。

 

多くの子は、語彙の問題はちょっと正答率が低めだけど文法の問題は高い、という結果になる。

 

 

でも、昨日のこの子は、文法の問題の正答率もずっと良くなかった。

 

そんな状態がずっと続いてるので、普段の様子や宿題をやった感じを見ていると、

 

どうも勉強を「作業的」にやってる感が強い。

 

そのことを何度か注意したこともある。

 

 

注意といっても、そんな生易しいものではなく、かなり厳しめに。

 

こっちだって真剣なんだから、当然だ。

 

注意をしたり叱ったりするときは、「これでこの子に嫌われてもしかたない」という覚悟でやってる。

 

それくらいの覚悟が無いと、相手の心に響かないって、経験的にそう思ってるからね。

 

 

 

そんなことがあっての、昨日の確認テスト。

 

 

なんと、この子、

 

 

1問以外全問正解!という快挙を成し遂げた。

 

残念ながらケアレスミスで1つだけミスをしてしまったのだけど、

 

実質「パーフェクト」と言ってもいい出来ばえだった。

 

 

いや~素晴らしい。本当に素晴らしい。

 

心の中で涙したね。

 

この子の意地と真剣さ、もしかしたら注意されたことによる悔しさもあったのかもしれない、

 

それらを全て、最高の形で昇華してくれた。

 

 

まさに、努力が実った最高の瞬間。

 

授業中の確認テストなんて、ちっぽけなものかもしれないけど、

 

そんなものは関係ない。っていうか、そもそも大きいも小さいもない。

 

色々な思いで確認テストに向けて努力を重ね、それをちゃんと実らせた。

 

そういう経験を重ねていくことが、とても重要なんだよ。

 

 

 

思い返してみると、この子は授業中ずっと「目を見て」話を聞いている。

 

ここだけの話、正直、「目は見てくれてるけど本当に分かってくれてるのか?」って思ってしまった子ともあったけど、

 

ちゃんと分かってくれてたんだね。これは自分が間違っていた。

 

ごめん。

 

 

 

この子の次なる目標は、この快挙を続けていくことだ。

 

まだまだ楽ではないだろう。

 

けど、0を1にすることよりも、1を2にすることの方が、いささか楽なことではある。

 

そして、2を3にし、3を4にし、4を5にし・・・、

 

という感じで続けていくうちに、やがてそれが「当たり前のこと」になってくる。

 

 

そこまで行けたら、あとは上がり続けていくだけだよ。

 

ぜひその世界に、自分の足で飛び込んでいってほしい。