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【可能性はどんどん広がる】「言葉」と向き合うきっかけになる@三語短文

 

以前からこのブログでも何回か話題に出した「三語短文」。

 

始めてからもうすぐ1ヶ月半が経つ。

 

 

まだまだ始まったばかりなので改善すべき点も多く、

 

現に、この1ヶ月半の間にもいくつかの改善を行った。

 

 

言葉のレベルを見直してみたり、

 

あと、中にはどうしても3つの言葉を1つの文にまとめることが出来ずに苦労している子がいて、

 

そういう子に対しては、まずは「1語につき1文、合計3文」から始めてみよう、

 

としてみたり。

 

 

 

やってて思うのは、

 

この間も「このままでは日本語が崩壊する」っていう内容の記事を書いたけど、

 

 

それだけではなく、

 

 

一人一人が、ちゃんと「言葉」というものに向き合ってるな~、ということ。

 

 

 

これって、とても大切なことだし、貴重なことだと思うんだ。

 

 

 

言うまでもなく、人間の生活の基本は「言葉」。

 

それは当たり前のこと。

 

でも、当たり前すぎて、「真正面から向き合う」ということも、なかなかやらないのではないか。

 

やる必要も無いしね。

 

 

でも、何か新しい知識を得たり、それを元に新しい何かを生み出そうとするとき、

 

「言葉」というものに真正面から向き合わなくてはいけない場面は、きっとある。

 

それが出来ないと、先に進めない。

 

「ん?これ、どういうことだ??」で止まってしまって、

 

そこで、ジ・エンド。閉店ガラガラ。

 

 

そうなってしまわないために、

 

言葉に真正面から向き合う経験は、絶対にしておいた方がいい。

 

 

 

「国語力の向上」を目的で始めた「三語短文」だけど、

 

その前段階としてこういう経験をさせられてるというのは、思ってもみなかった効果。

 

きっと他にも、この「三語短文」を通して、

 

色々なことを伝えたり、教えたり、学んでもらうことができるだろう。

 

どんな発展を遂げてくれるか、それを考えるととてもワクワクする。

 

 

 

 

そういえばこの間、ある生徒が作ってくれた文で予想の斜め上を行くものがあったので、

 

ここでも紹介させてほしい。

 

 

ちなみにこの生徒は、上にも書いた「1つの文にまとめることに苦労していた」タイプで、今は、1語につき1文でやってもらってる。

 

 

その日のお題は、「終日」。もちろん、「一日中」という意味ね。

 

 

そして、その子が作った作品が、こちら。

 

「夏休みの最終日、全く宿題が終わらない。」

 

 

最初読んだとき、あまりの自然さに気付かなかったけど、

 

 

 

ん??

 

 

むむ??

 

 

むむむ~???

 

 

 

「終日」じゃなくて「最終日」ってなってるじゃん!

 

でも、「終日」はちゃんと使えてる。(ちゃんとって言っていいかは分からないけど(笑))

 

 

 

いや~、よく考えたね。恐れ入ったよ。この子の賢さの片鱗を見たような気がした。

 

 

 

これだって、言葉とちゃんと向き合ったからこそ出来たことのはず。

 

向き合い方は一つではない、ということだ。

 

そして、時にその「人とは少し違う向き合い方」がとても貴重で重要だったりもする。

 

 

 

この作品は、たぶん一生忘れないだろう。