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中1英語の勉強法

 

こんにちは。春日部アカデミー塾長の福地です。

今回は、「中1英語の勉強法」のお話をしたいと思います。

 

今年から新しくなった英語の教科書は、去年までのものと比べると大きく違ってます。

特に中1は変化が激しいです。これは、小学校から英語が正式教科になったことが理由ですね。

 

今まではずっと、小学校でも多少やっていたとはいえ、基本的に英語の学習のスタートは中学生になってからでした。

ところが今年からは違います。小学校で2年間、英語の学習をきちんと行ってきたことを前提に、中学校での英語がスタートすることになります。

 

では、中1に上がった皆さんはどのように英語を勉強していくと良いのでしょうか。

 

<目次>

 

1.小学校でやってきた英語

本題に入る前に、小学校英語のお話から始めたいと思います。

 

皆さんは、小学校の英語の教科書を見たことがありますか?

実際に見てみると、驚く方もいるかもしれません。パッと見の印象だと、中2レベルの文法表現や熟語表現も出てきてます。

単語もしかりで、amusement park(遊園地)やfirefighter(消防士)のような単語が普通に出てきてます。これは、「より日常生活に密接した単語」という意図が反映されているのでしょう。

 

ちなみに、中学生の多くが苦労する「三単現のs」は出てきません。「難しすぎる」という理由で外されたのでしょう。

 

一見レベルが高そうな小学校の英語ですが、1つ特徴があります。

それは、「文法指導は行わない」ということです。

難しい用語を使って文法の勉強をするのではなく、全て「表現」として身につけていく。

これが小学校の英語なのです。文法にこだわらず、英語の表現のサンプルをたくさんストックしておくことが小学校英語の目的なんですね。

 

このような学習を経て、中学校に上がっていくのです。

 

 

2.中1の最初で大事なこと

中1の最初は、小学校の復習からのスタートです。

小学校で学んだ表現を軽く復習した後に、いよいよ本格的な学習がスタートします。

ここから、英文法の勉強も始まります。

 

この時、最も大事なことは、「英語の文の語順(単語を並べるルール)をしっかりと覚える」ことです。

 

基本的には、以下の2通りです。

・[主語(~は)]+[一般動詞(~する)]+[目的語(~を)]+[いろいろな説明語句]

・[主語(~は)]+[be動詞(~である)]+[主語の説明]+[いろいろな説明語句]

 

これに加えて、疑問文や否定文の形もしっかりと覚えておくことです。

この時に、小学校時代にやった英文のサンプルが役に立つのです。

 

春日部アカデミーも小学英語のコースがありますが、そこに1~3年間通ってくれた生徒は、

どの子も全く苦労せず、中1になって英語の勉強をスラスラ進められてます。

「これって小学校の時にやったよね?」「うん、やった。あの時のやつか!」

こんな話をしながら、楽しく授業を進められてます。

 

と、さりげなく小学英語のコースの宣伝をしましたが(笑)、

話を戻します。

 

英文法の勉強は、実は2つのことに集約されます。それは、

1.語順のルール

2.語形変化(sがついたり過去形になったり)のルール

です。「どういう並び方でどういう意味になるか」と「どういう時にとのように変化するか」ということですね。

中1の時からこれを丁寧に学習していけば、学年が上がるにつれて英語がどんどん楽になっていきます。

細かいところは気にしすぎなくていいので、重要な基本事項をしっかりと、たくさん練習をして身につけていってください。

 

 

3.細かいところを気にしすぎない

 上にも少し書きましたが、最初の段階で細かいことをあまり気にしすぎるのは良くありません。

 

たとえば、名詞に付くaやanやtheなどです。もちろん大事なことではありますが、

最初からこれにあまりこだわり過ぎると、「英語って難しくて面倒くさい!」という気持ちが出やすくなります。これだと逆効果です。

最初に大事なのは、このような細かいところではなく、文の語順。

つまり、上にも書いた「[主語]+[動詞]+~」というアレです。

 

先日たまたま、こういう細かいところから始まっている教材を見たのですが、

この教材で勉強している子は可哀そうだと思いました。

 

 

4.単語の学習

単語の学習も、もちろん重要です。特に、教科書が新しくなって、覚えるべき単語の数は膨大に増えてます。

ただ、その中には、「つづりまでしっかりと書けないといけないもの」と「見て意味が分かればいいもの」の2種類あります。そうすると少しは楽に感じるのではないかと思います。

 

単語の勉強法は、まず「正しく読む」ことからです。

文字を見ながら声に出して読む。そして、意味を覚えていきます。

そうすることで、文字と音の関係(専門用語で「フォニックス」)が自然と身についてくるので、つづりを覚えるのが楽になります。

これが出来たら、次はつづりを覚えます。これは、何度か実際に手を動かして書くことが大事です。

この時、普段から文字を見て音読している人は、それほど苦労せずにつづりを覚えることができます。

 

正直、最初は少し面倒くさいかもしれませんが、書いて覚えることを続けていくと、いずれ、見ただけで書かなくても覚えられるようになる日が来ます。

 

毎日少しずつでもいいので、時間を取って単語の学習をしましょう。

 

 

5.まとめ

今回は「中1英語の勉強法」と題して話をしてきました。まとめると、

1.英語の語順をしっかりと身につける。

2.最初は細かいところは気にしすぎない。

3.単語は、声に出して読む。そして書く。

 

ということになります。いかがだったでしょうか。

 

英語の教科書は、以前よりも確かに難しくなってます。しかし、だからと言って焦るのではなく、

大事なことは基礎をしっかり身につけることです。

そういう意味では、中1の英語は本当に重要な位置を占めています。

 

今年の中1の子が英語で大きくつまずかないことを願ってます。

 

 

 

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今回は、たまたまネットで見つけた面白い表現を紹介します。

 

He is on cloud nine about the perfect score on the math test.

(彼は数学のテストで満点を取って、この上ない喜びようだ。)

 

on cloud nineは「この上なく幸せ、至福の状態」という意味の慣用表現です。

なぜそういう意味になるかというと、アメリカの気象用語でcloud nine(注:cloudは「雲」のことです)は「積乱雲」のことを意味し、非常に高くまで上昇するから、だそうです。面白いですね。

他にも、昔の文学作品にある内容が語源だという説もあるようです。

皆さんは最近、cloud nineの状態になったことはありますか?

 

それでは、次回もお楽しみに!