【オンライン社会サプリ】5時間目

 

ようこそ!オンライン社会サプリへ!

 

講師のSです🙃

本日は学力検査問題の大問3、歴史前半の対策や傾向に触れていこうと思います!

問題はこちらです。

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それでは各問題ごとに掘り下げていきましょう!

 

◯問1【一問一答】

壬申の乱後に即位した天武天皇を答えさせる問題でした。

こちらも一問一答としては難易度は易しめなので、確実に正解したいところです!

ちなみに壬申の乱天智天皇亡き後、弟の大海人皇子と息子の大友皇子の間で起きた後継者争いです。

結果は弟の大海人皇子が勝利、武力で天皇の座を勝ち取ったので天「武」天皇になったと覚えましょう!

 

◯問2【資料読取・記述問題】

平清盛藤原道長の実権の握り方について説明する記述問題で、

図1で平清盛、図2で藤原道長家系図の一部を出しており、そこから共通点を探すというものでした。

必要な知識としては、藤原氏が行っていた「摂関政治」について。

平清盛藤原氏にならって同様の方法で権力を握っていき、武士として初めて太政大臣にまで登り詰めました。

ちなみに平氏といえば有名なのは「平氏にあらずんば人にあらず」という言葉。

とてつもない暴言に聞こえますが、これは現代版にわかりやすく解釈されたもので、

平家物語に記載のあるものは「此一門にあらざらむ人は皆人非人なるべし」。

人非人」というのは人でなしというような意味を持つので、

本来の訳としては「平家でなければ人でなしだ(だから重要な役職を与えてはいけない)」、

つまり「平家でなければ政界において出世することはできない」という意味になります。

それほどまでに平氏が権力を持っていたということですね!

 

◯問3【正誤選択】

室町時代に起こった世界の出来事について、正しいものを探す問題でした。

難易度は高めですが、この問題のように世界の出来事を正誤で選ばせる問題はたまに出てきます!

中学での学習範囲では、歴史前半(江戸時代くらいまで)に出てくる世界の出来事は少ないので、

この出来事が起きたのは~~時代、と一旦大まかに覚えておきましょう。

(歴史後半は世界大戦などがあり世界の出来事が多く出てくるため、もう少し細かく流れ等を覚える必要があります)

 

◯問4【記号選択】

安土桃山時代の文化史について、正しいものを選ばせる問題でした。

文化史は歴史上の流れもあまりなく、比較的覚えづらくてとっつきにくい分野です。

(ぼく自身、学生時代は美術品や文学に一切の興味がなく...覚えるの大変でした笑)

ちなみに文化史を覚えるためにぼくが重要視していたのは以下2点。

・その文学作品ができたのは大まかにいつの時代だったのかを暗記

・(美術品や建築物であれば)名称と実物の写真の紐づけ

この2点を徹底すれば、問4のような問題はしっかり正解できるようになります!

 

◯問5【記号選択】

江戸時代の社会の様子について正しいものを選ばせる問題でした。

このような問題を解くためには、各時代の社会や経済の様子を覚えることはもちろんですが、

それぞれの選択肢に出てくるキーワードがいつの時代のものなのか、を判断できるようになる必要があります。

例えば、ア.に出てくる土倉や酒屋は室町時代に登場する語句、イ.の分割相続や徳政令鎌倉時代の語句...など。

そのため、ただ語句を暗記するだけでなく、その語句がいつの時代のものかというもの併せて覚えることを普段から意識しましょう!

 

 

各問題の対策や傾向等は以上の通りです!

 

次回は自作問題を通した演習、おさらいになります🙃

 

ではまた次のサプリでお会いしましょう!

 

文責:講師S